初心者向け格安ギターとバンドメンバー募集のグローバルサウンド新宿
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音楽業界の大人の事情

コンテストなどで優勝すると、「デビュー」させてくれる場合が多いんだけど、
デビューの前にレコード会社あるいは音楽事務所と契約を交わさないといけない。
いけないと言っても、悪い事ではなく、
お互いの義務と権利(ギブアンドテイクとも言える)を保証する書類を双方が所持する、大事な事なのだ。
「1年間にCDを何枚作る」「売り上げの何パーセントをアーティストに支払う」などの約束事を書いたものだ。
この契約書にハンコを押すことで「デビュー」が約束されるわけだ。
アパートを借りる時に不動産屋で交わす契約書に似ているかもしれない。
後に問題が生じた時、この契約書が重要なので、本当に真剣に読んでから納得のうえでハンコを押すように。
契約書はインディーズでも交わされる事がある。
「1枚だけ出してみましょう」つて時は交わさない場合があるが、
年間計画にのっとってバンドの売り出しを図る場合には交わされる。
契約を交わしている期間中は当然、他の会社からCDをリリースすることは難しい。
途中でメジャーに移籍したくても、契約書の記載内容に「NO」とあれば移籍できない。
だから、「デビュー」が決まって大喜びでよく読まないでハンコを押してしまうのではなく。
よく読む事が大切。





音楽事務所(音楽出版社)

キミのバンドがプロとしてデビューが決まったとしても、レコード会社だけが「契約相手」ではない。
レコード会社は大きく分ければ、CDの発売元会社ってことになるが、
アーティストとレコード会社の問に音楽事務所がある場合が多い。
音楽事務所にはいろんな形態の会社があるが、
ここでいうのはアーティストマネージメントもしくはプロモートをする会社のこと。
有名アーティストのプロフィールをよく見ればレコード会社の他に事務所の名前が書いてあるはすだ。
音楽事務所は、アーティストの発掘、育成、CD制作以外にコンサートスケジュールを組んだり、
ビデオクリップを制作したりとアーティストのあらゆる運営をやる。
事務所からコンサートプロモーション会社、ビデオ制作会社に依頼をすることもある。
いろんなパターンがあるのでくわしく説明できないが、
要するにいろんな会社が関わってくる中で最もキミ達に近い会社が音楽事務所だ。
印税も大抵の場合、ここからバンドに支払われる。
となると、キミ達が出会う会社は、レコード会社が先の場合があれば、音楽事務所が先の場合もある。
まず、これを覚えておいて。
次、音楽事務所はレコード会社から「予算」をもらって、アーティストの運営をするパタ一ンが多い。
内訳は多種多様だが、年間数百万円以上のお金が動く。
そこで、気をつけたいのが、「飼い殺し」。
アーティストの契約にこぎつけたら「予算」が出る。で、CDの1枚くらいは制作するのだが、
何の宣伝活動もしなければ2枚目のCD制作もしないで放っておかれるアーティスト。
これは辛い。「予算」を会社運営の他の業務に割当てているのかもしれないが、
そうしていても一概に悪いこととも言えない部分かあって。
どこが辛いかっていうと、その間、一定の給料はもらえてはいるのだが、
何の活動もできなくなるのだ。
他のレコード会社からCDを出すことも自分でライヴをやることも契約上できない(契約破棄にはお金がかかるので)。
ただただ契約が切れる日まで待つしかないのが実状。
もちろんごく一部の話なんだけど、
なんとなく知らない間にその状況になってしまう(女性ヴォーカリストに多い)ことがあり、
それを避けるには知識と慎重な契約が必要となるのだ。






著作権と印税

「発明」に「特許」つてのがあるのと似ていて、曲には作詞者、作曲者の権利がある。
キミが作った曲は、キミの許可なしに他人は演奏してはならないのであり、
その権利を守るのが著作権なわけだ。日本ではJASRAC(社団法人日本音楽著作権協会)を通して、
作詞者、作曲者に報酬が支払われる(入会するにはそれなりの実績と数万円が必要)。
また、音楽出版社が仲介している場合も多い。
こうして得た報酬が印税として、作詞者、作曲者のギャランティーとなるわけ。
この著作権を誰が所有するかは大きな問題で(特にインディーズの場合に多いのだが)、
会社に簡単に預けてしまっていいものか?をよく考えるべきだ。
たとえば、1,000枚くらいしか売れないだろうと思って作ったCDが、
蓋を開けてみたら1万枚売れたとする。その後、ラジオやテレビでも流れるたびに報酬は発生する。
会社は大儲けだがキミには1円も入ってこない可能性があるんだ。
コンテストに応募した曲の著作権も会社側に持っていかれる場合が多い。
その辺も全て考えて契約やコンテストにのぞむべきなのだ。なんだか法律的な話になってきたが、
バンドでプロになるってことはこういうことまで考えないといけないんだよ。
日本では作詞作曲には著作権があるのに、アレンジ(編曲)にはソレがない。
ミュージシャンとして残念な事なんだが、今のところはアレンジャーに対する報酬は一時払いなんだ。
一応知識として知っておいてほしい。
さらに、歌を唄っている人には歌唱印税ってものがある。
他人の作った歌を唄っても、CDが売れれば、印税報酬は入ってくる。
「王様」っているよね。海外有名バンドの曲に日本語の直訳歌詞をつけて唄ってヒットした。
で、印税の話にあてはめると、彼のCDが売れれば「ディープパープル」のイアンギランや
リッチーブラックモア達に(作詞、作曲)印税が入る。
直訳した「王様」に作詞印税は1円も入りません。
「王様」には歌唱印税が支払われるのみ。
何円入ったかは「王様」に訊かないとわかりません。

もう1つたとえ話。
ヴォーカリストが曲を作ってるバンドが売れたとしよう。
当然ヴォーカリストにはそれ相当の(作詞、作曲)印税が支払われる。
他のメンバーは?(作詞・作曲)印税は0円。しかし落胆することはない。
その辺をうまくやってくれる音楽事務所であれば、
演奏料、給料などの名目で活動に支障のないよう取りはからってくれる。






インディーズ

インディーズでよくあるのが1,000枚までは印税無し、1,001枚目から印税が支払われるパターン。
制作にお金がかかっていて、そこをます埋めることが先決になるからだ。
たぶん、1,000枚売れてもまだ会社は赤字だと思う。
1,500枚以上くらい売ってやっと黒字じゃないかな。
「予算」が少ない分しかたないし、自主制作よりぱまじかも。
でもひとつ心しておいてほしいのは、1,000枚売るってものすごく大変なことで、
それだけ売れたらインディーズとしてはヒットと言える。
ほとんどのインディーズバンドは800枚以下の売り上げなんだから。





メジャー
メジャーでは大抵の場合、1枚目から印税を支払ってくれる。
その分「売れるアーティスト」でなければいけないってことでもある。
つまり、レコード会社がキミ達を「売れるアーティスト」とふんでくれないことには契約してくれない。
レベル(敷居?)が高いってことね。
さらに言えば最初から1,000枚以上売ることは当然と考えていると言ってもいいだろう。





インディーズとメジャー
もう一度どちらがいいか?の話に戻すが、
メジャーにはハッキリ言って「10バンドの内、1バンドが売れればいい」という考えを持っているところもある。
ここにも「数打ちや当たる」が出てきたが、残りの売れなかった9バンドは「売れなかったね」で終わる可能性もあるのだ。
その点インディーズは、元(お金)がかかってるんだから売れてもらわねば困るという意味も含めて、
1バンドずつに対してかなり「親身」になってくれる(ある意味、運命共同体)。
メジャーが親身でないってことじゃないよ、インディーズでも「売れなかったねえ」はあるんだし。
どちらにせよ売れる可能性はあり、売れなきや成功しない。
どちらを目指すかは、キミ達自身で決めてくれ。