初心者向け格安ギターとバンドメンバー募集のグローバルサウンド新宿
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四か月で決まる成功と失敗

僕は、いいぞ、と思えるアーティストに出会ったら、まずデビュー時を仮に設定してスケジュールを作り、
これを元にしてミーティングやデモテープ作りを進めていくことにしている。
内容はそのアーティストの実力や環境によって千差万別だが、以下は、ごく一般的なアマチュアバンドの場合だと思ってもらいたい。
一九九七年の四月に、有望だと思えるバンドに出会った。
一年後の、一九九八年四月にシングルCDでのデビューを予定する。
アルバムは、シングルを二枚出したあとだから、七月にセカンドーシングル、九月にファーストーアルバムを出そう。
これを逆算していく。デビューの三か月前、つまり九八年の一月には、アルバムのレコーディングが終わっていなければならない。
そのためには、レコーディングの開始日は九七年の十一月だ。リハーサルに二か月はかかるだろう。
ということは、九月からリハーサルに入ろう。それまでに、すべての楽曲を決定しておく。
つまり、八月までに、アルバム曲、シングル曲のすべてが決まっていなければ、落ちついたレコーディングには入れないんだ。
その間には、ライブ、プロダクション探し、数々の打合せが待っているし、生活を支えるためのアルバイトを続けることもあるだろう。
一九九七年四月に初めて出会い、八月までの四か月で十曲以上の作曲、選曲をやりとげたときに初めて、
このタイムテーブルは現実性を帯びてくる。
しかし、このような苦労をのりこえると、次にはさらに大きな試練が待っている。セカンドーアルバムだ。
デビューのときは、長い長いアマチュア時代に蓄積した多くのレパートリーが生かされることになる。
この中から選び抜かれた珠玉の十曲が、ファーストーアルバムをかざるのはまちがいないだろう。
しかし、セカンドーアルバムの制作は、ほぼゼロからのスタートになる。
デビューしたあとの生活パターンの急変や、物理的、精神的な忙しさとプレッシャーの中で、
セカンドーアルバムに向けての準備期間は、例外なく、どのアーティストにとっても地獄の苦しみになるのだ。
この時期は、プロとして最大の試練の時期であり、ここで、そのアーティストの実力が試されることにもなる。
これをうまく乗りきれる人は、前述のタイムテーブルのうち四月~八月の四か月間、本当に努力している人だと言える。
現実には、僕と最初に出会ってから四か月間のコミュニケーションが、
その先もうまく進められるかどうかの分かれ目になることが圧倒的に多いんだ。