初心者向け格安ギターとバンドメンバー募集のグローバルサウンド新宿
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バンドメンバーを募集する バンドのライブチラシ作成 音楽コラム

プレッシャーの連続、「明日までに1曲作れ」

そしてもう一つ、プロとしての大きな変化は、制限された時間の中で最大の成果を求められることにある。
これまでに書いたような、マスコミとのつきあいや取材が増えるのはまちがいない。
限られた時間と環境のなかで、どれだけベストの作品を作りだすことができるか。
プロとアマチュアの最大の違いは、ここにあると言えるだろう。
「このテーマで、明日までに一曲作ってくれ」なんてこともあり得るんだ。
プレッシャーの連続だと思っていい。もちろん、すべて言いなりになる必要はない。
音楽活動は、あくまでスタッフとの共同作業なのだから、自分が納得するまで、議論をしながら進めていけばいい。
でも最初は、何がなんだかわからないことの連続だろう。あこがれのプロになったことだけで、頭のなかは真っ白。
疑問を感じながらも、そのプレッシャーと戦っていくしかない。
限られた時間のなかで、膨大な作業をこなさなけれぱならなくなる。
この状態を、気持ちいいと考えられるかどうか。
そうこうしているうちに、次第にまわりが見えてきて、本来の自分を取り戻したときに、
具体的なレコーディング等の作業を迎えることができれば最高だ。
伸びざかりの中堅アーティストの制作ミーティングで、面白い話になったことがある。
確固たるポリシーを見つけ始めたそのアーティストが、自分の思いをストレートに歌うべきか、
急増しているファンの期待にこたえる曲を作るべきかで意見が分かれたのだ。
結論は、後者だった。
両者を兼ね備えた作品がもちろんベストだが、二者択一の場合は、この答えがプロとアマチュアの分かれ目だと思ってほしい。
才能やオリジナリティは、たったひとつだけということはない。
同時にいくつかの可能性、音楽のバリエーションを持っている。
その中で、アーティストの状況や時代の背景、環境を検討して一つの方向性をピックアップし、企画制作をスタートするのがスタッフの役割である。
まとはずれなアイデアや選択は、アーティストとの関係をそこねるだけでなく、制作不可能なトラブルになってしまう。
大衆に迎合する必要はないが、一歩先を走ると遊離する。半歩先を歩むのがベスト、だということだろう。
プラスチックス、YMOの成功によって、ロックとポップスの垣根は取りはずされた。
コンピュータの普及によって、ミュージシャンにとっての音の選択肢は飛躍的に増大した。
技術的な面では、アマチュアとプロの差はなくなったと言えるだろう。
僕たちスタッフがライブパフォーマンスを重要視するのは、
そんな音楽環境の中で、生身の人間の感性こそ、アーティストの本質を探る最大の基準だと考えているからなんだ。