初心者向け格安ギターとバンドメンバー募集のグローバルサウンド新宿
初心者向け格安ギターとバンドメンバー募集のグローバルサウンド新宿
社会人音楽サークル
新宿音楽コンテスト
バンドメンバーを募集する バンドのライブチラシ作成 音楽コラム

オーディションの現場から

オーディションが花盛りである。
バンド、ヴォーカル、作詩、作曲、ダンス…。
情報誌、音楽専門誌を開くと、実にさまざまな種類のオーディションが開かれている。
音楽に関係したものだけでも、長年の歴史と実績を誇るヤマハ系のコンクールをはじめ、
レコード会社、楽器店、プロダクション、ラジオ、テレビ局など、一年を通して目白押し。
かつてのTV番組「イカ天」のように、プロデビューの前から人気が出ることも珍しくないようなオーディション番組も、一年中行われている。
それだけ、プロヘの窓口が多くなったのは事実だが、その性格や目的をまちがえると、自分たちの能力や特徴が生かされない場合も少なくない。
「オーディションなんてダサイよ。審査員なんか信用できない。オレたちを見つけて、向こうからやって来るさ。
 もっと、カッコよくて確実なやり方があるはずだよ。」
なるほど。いい音を出している自信と、カッコつけたい気持ちはわかるけれど、チャンスは多いほうがいい。
いろんな人と会ったり、経験を積むことは、君さえしっかりとビジョンを持っていれば決してマイナスにはならないはずだ。
僕たちも、これがすべてだとは思っていない。
でも、上昇指向を持つ多くのミュージシャンが一堂に会している機会としては、オーディションは絶好の現場なんだ。
出場者が作りだす緊張感と熱気は、他のライブとは全く違うし、見る側も真剣さが要求される。
だが現実には、オーディションを見にいく僕の気持ちは全くのお仕事である。
僕がオーディションにいく理由は、
1.主催者への義理。
2.他社へのライバル意識。
この二つが理由のほとんどで、ほんの少しの出場者への期待があるとは言っても、
実際には十回行って百組のライブを見たうちの、一組に興味を持てるかどうか。
まるで宝くじを買うくらいの確率でしか意中のアーティストと出会うことはないんだ。
もちろんすべてのオーディションを見られるわけもない。
そこで、事前の情報をチェックする。
ライブハウス、インディーズ、各地のプロモーターなどからの情報にはこと欠かない。
たとえば、「去年オーディションAに参加したバンドが力をつけて、今年はBの決勝に残っている」
「札幌からエントリーした二人組は、地元のインディーズで大人気だ」。
こんな噂を聞いた上で、目星をつけていくことが少なくない。
有力な情報を聞いたときは、他の仕事を止めてでも、日本全国を駆けめぐることになる。
あらかじめ、資料に目を通すこともある。
そこで気にするのが、まず楽曲とライブパフォーマンスなのだが、見る人間の個人的な立場や趣味が、大きくその判断を左右する。
単純に言えば、うまいへたの前に、アーティストとスタッフの相性がものを言うわけである。
そして、僕はセールスーポイントを探す。
メロディ、詞、声質、サウンド…。
聞こえてくる中で、他者に比べてのオリジナリティは何だろう?
制作スタッフは、CDを買うファンとアーティストとの中継役でもあるのだから、
まだ音を聴いていない人に向けての説得材料となるようなネタを探すクセがついているんだ。
本来、音楽は良いものであれば勝手に売れるはずだ。
ただし、やっかいなことに「いいぞ、この音は!」と感動してくれる人がいてくれないと、ことは始まらない。
あたりまえだが、そのチャンスがオーディションだと思ってほしい。
何よりもオーディションに参加する人たちの上昇指向、これこそプロデビューヘの第一歩だと思ってまちがいない。
自信を持って、自分の才能を世に問うてほしい。
アピールしてほしい。
まだまだこの国には、ROCKもPOPSも不足しているんだから。