初心者向け格安ギターとバンドメンバー募集のグローバルサウンド新宿
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バンドメンバーを募集する バンドのライブチラシ作成 音楽コラム

ヴォーカルレッスンをバカにするな

バンドのメンバーは、一人一人が大事な役割を持っている。
しかし、ヴォーカリストは誰が見ても、バンドの顔である。
バンドのすべてではないが、ヴォーカルによって、そのバンドの表現は一変するんだ。
歌の内容、そのキャラクターは、そのバンドを代表する。
演奏がド下手なバンドだが、ヴォーカルがすばらしいということがある。
時間がたてば、演奏は目に見えて上達してくるものだ。
しかし、その逆には出会ったことがない。
楽器演奏は、個人での練習よりも、チームワークによってうまくなることが多い。
バンドマジックとよく言うが、やはり、バンドのアンサンブルが個人の技術をカバーすることができるからである。
ヴォーカルは、肉体労働でもあるだろう。
ワンマンライブともなると、二時間以上ものステージを歌いつづけることになるんだから、パンパな体力ではとても最後まで持つはずがない。
マドンナのコンサートで、双眼鏡で見た彼女の体には驚いたものだ。
可愛い表情やセクシーなステージアクションからは想像もつかない、筋肉隆々のマドンナが飛び込んできたからである。
アスレチックジムに通ってエクササイズを欠かしていないという話も納得できたものだが、その前に、ここではヴォーカルの練習を書いてみよう。
まずは、じょうぶな声を作ることだ。
人間の声には限界がある。
どんなに健康でじょうぶな人でも、続けて何時間も歌えば、自然に声は疲れてくる。
ガラガラになり、高い音も低い声も出なくなって、極端に音域が狭くなる。
音程も怪しくなってくる。
音程が乱れると、同じ歌詞でもその聞こえ方は変わってくる。
いや、歌う人が伝えようとする表現ができなくなってしまうのである。
だから、きちんと自分の気持ちを歌に託して伝えることができるように、ヴォーカリストはいろんな工夫をしている。
ツアーやレコーディングの間は、好きなアルコールもタバコもいっさいやめている人。
楽屋や控室では、一言もしやべらない人。
レモンやカリンのドリンクを手放さない人。
時間を決めて、発声練習をしている人。
自分用のヘッドフォンやマイクを持ち歩いている人。
肉体的、精神的に自分がベストコンディションで歌えるように、いろんな工夫をこらしている。
では、気持ちよく歌えるための基礎練習とは何だろうか。
演劇の練習に立ち会ったことがあるが、生の舞台でセリフを言う役者にとっても、地声の訓練は大事なことである。
毎日の激しいリハーサルは、大声を出すことから始まっている。
声を出し、体を温めてからでないと、不慮の事故を起こす危険があるという話を聞いて感心したものだが、
ロックバンドにとっても、その方法は通じるものがあると思う。
声は、鍛えればだんだん強くなっていく
。ベテランアーティストは、声を鍛え抜いた上に、さらに独自のトレーニングを見つけているんだ。
とにかく、声を出す機会を増やすことだ。
ライブが最大のリハーサルであるのはまちがいないが、
毎日、時間を決めて声を出していると、一年後には君の歌は、見違えるような表現能力を持つ。
音域も広がるし、音程も決まってくる。
小さな練習スタジオを借りたり、川原へ行ったり、ストリートライブでもいいだろう。
ライブハウスも、アマチュア向けの小さな店を見つけて、できれば月に一回以上は定期的に出させてもらおう。
これは、あくまでも、自分の将来のためなのだから、多少の投資を惜しんではいけない。
プロデビューというはっきりした目的に向かって、バイトで稼いだお金を全額、自分に投資してしまおうじゃないか。
自分の身を削って、ある目的に邁進すれば、必ず、その見返りはやって来るんだよ。
もう少し高い費用が必要になるが、プロをめざすのにより有効な練習方法がある。
それは、トレーナーについてヴォーカルレッスンを受けることだ。
その昔、ロックバンドで歌っていた人も増えているし、
中には、アメリカでヴォーカルレッスンを学んできて、そのままヴォーカルスクールを開いている人も現れている。
発声法、呼吸法、気持ちの高め方など、プロのヴォーカリストとしての肉体的、精神的なコツを身につけることは、
長い期間をロックで生きようとする君にとって、プロになる第一歩であるかもしれない。
何ヵ月ものライブツアーに耐えられる演奏と歌を維持するのは至難の技だが、
ファンにとっては、その一夜、その会場だけが、自分が見ることのできるすべてであり、
そこでベストのライブを完成させることがプロアーティストの責任なのだから。
有名なヴォーカリストは、全員、こんな苦労と工夫を積み重ねながら、新しい作品やコンサートを作っているんだ。
ヴォーカルスクールの探し方だが、オーディション雑誌を見るとたくさんの広告が掲載されている。
その料金システムや、トレーニングの方法もさまざまだが、まず、レコード会社か、プロダクションの系列のものが無難だろう。
できれば、君が好きなアーティストが所属しているプロダクションの関係やその推薦の教室を探してみよう。
トレーナーの名前を聞いて、その昔に活躍していたロックシンガーがいれば、これが一番だ。
ちょっと痛い出費にはなるが、こういったヴォーカルスクールからの人脈で、
プロデビューの道が開いたアーティストも実は多いんだ。
ジャズ、クラシックのスクールも、音楽理論を学びたい人には非常に有効だろう。
ジャンルは違っても、発声法や呼吸法の基本は共通しているし、ロックとジャズの境目は次第になくなりつつあることを考えれば、
思い切ってこんなスクールの門を叩いてみるのも、将来的に、きっと役立つことがあるだろう。
ただし、カラオケ教室やアイドル向けの歌謡教室に行ってはいけない。
ロックンローラーの君とは共通言語を持っていないので、貴重なお金のムダ遣いになってしまうから。