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ミュージシャンの醍醐味、音楽出版

アーティスト印税に加えて、知っておかなければならないのは録音権の印税だ。
これは書かれた曲をレコーディングする際に、レーベルが支払う印税のこと。
ここで出てくるのが、音楽出版というビジネスである。

レコード会社は録音権の印税を払い、そのうち何%かはソングライターに渡る。
この一連の手続きを仕事としているのが、音楽出版社だ。
この音楽出版社と契約する利点はどこにあるのか?
以下に挙げてみよう。


1.アドバンスを現金でソングライターに払ってくれる

2.曲を探しているアーティストに、管理下の曲をプロモーションしてくれる

3.映画、CM、テレビ番組で曲が使われるように宣伝してくれる


印税の徴収、および管理をしてくれるピアニスト兼シンガーソングライターであるトーリーエイモスは、音楽出版社に友達を作って、音楽出版を学んだ。
その後、自分の曲の管理をどうするかを考えたと言う。
彼女はこう説明してくれた。

「私は自分で曲を管理しているの。つまり、外部の出版社とは契約してないってこと。
印税の徴収は、両親にしてもらっているわ。そうすれば、お金のありかは一目瞭然。
だって、私の収入は、ほとんど自分で書いた曲からの印税なんだもの。
そう、だからこの世界の大はみんな、何よりも著作権を欲しがっている。
人の曲は欲しいけど、お金はできるだけ出したくないから。
でも、みんなにこのやり方を勧めているわけじゃないの。
私には良くても、人にとってはやりづらいかもしれないでしょう?」



また、自分で曲を管理しているのは、金のためだけではなく自由のためであるとも言っている。


「自分の思うままにできる唯一のもの、それが曲。誰も口出しできないし、思い通りにもできない。
そう考えたら、曲作りに対する意欲がものすごくわくわね」


彼女にはこのやり方が一番なのだろう。だが、ほとんどのソングライターは、音楽出版社と契約を交わしている。
ところで、その契約方法には様々なタイプがある。


一つはソングライター契約。
ソングライターは、基本的に音楽出版社へ曲を提供する。
つまり、曲に対する印税はもらっても、曲の権利は音楽出版社が持つというわけだ。
この契約の場合、ソングライターと音楽出版社とが、収入をすべて50対50で分け合うことになる
(音楽出版社の分け前は。出版社取り分、ソングライターの分け前は。作家取り分と言う)。


二つ目は、共同出版契約。
これは二人以上の作家が創作した作品の権利を、二社以上の音楽出版社が共有するために交わす契約を指すご二つ目が楽曲管理契約。
この契約は、音楽出版社が楽曲管理者(アドミニストレーターと言う)に曲の管理を任せ、
その報酬として曲の著作権使用料の10%程度を、楽曲管理者に支払うというものだ。
ただし、楽曲管理者がソングライターや音楽出版社に印税を支払う際に、これらの手数料を差し引くのが通常のやり方である。
音楽出版社に曲を管理してもらうと、権利を保護してもらえるという、もう一つの利点がある。
こうすれば、多少の経費はかかるにしても、曲作りという本来の仕事に専念できるだろう。
普通は、出版社にすべてを仕切ってもらう方が都合がいい場合が多い。
だいたい、何もかも自分でやろうとするのは至難の技だ。
それに、中身のないまま周りだけを完璧にしても、意味なんてないのである。
アドバンスによる現金収入が必要なかったり、自分の曲が他人によってレコーディングされることに興味がまるでないのであれば、
音楽出版社のことは考えなくてもいい。
しかし、それではアーティストとしての成長や収入が限られてしまう。
例えば、自分白身のレコーデーング契約がなくても、他のアーティストに曲を提供することで収入を得ているソングライターは大勢いる。
音楽出版社が、自分の書いた曲に興味を持ってくれるアーティストを探してくれるからだ。
演奏しているアーティストが、その曲を作ったと思いがちだが、それは違う。
毎日ラジオで耳にするヒット曲の中にも、このようにして世に出たものは少なくないのである。
バンドの場合、各メンバーによる曲作りへの貢献度はかなりまちまちだ。
作品の登録内容によって、印税額の分配が変わってきてしまうので、注意が必要だろう。
分け方はいろいろだが、あとで揉めごとが起きないよう、最初の段階で決めておいた方がいい。
なるべくアドバンスを受け取る前にメンバー同士で話し合っておき、それぞれどういう内容の金を受け取れるのか、ちゃんと把握しておこう。


ここで出版印税の仕組みについて説明する。
話を簡単にするために、ブルーアルバムを例にしよう。印税は法定レートに従って支払われるのだが、現在のレートは1曲につき71セント。
これは常に変化している。アルバムの場合は通常、支払いの対象は最大10曲。つまり、13曲収録したとしても、10曲分しか支払われないというわけだ。
アメリカでは、法定レート71セントのうちの75%がソングライターに支払われるから、1曲につき532セントが受け取り金額。
この数字は、カナダでも適用されている。他の国では、さらに印税レートが高いことがほとんどだ。


アーティスト印税は、ツアーサポート、ビデオ、それにレコーデーング費用などのアドバンスのリクープに喰われてしまうことがある。
だが、録音権の印税は、レコード会社に。返済する必要がない(音楽出版社からアドバンスをもらえば、リクープされることになるが)。
特に曲がヒットした場合は、多額の報酬をソングライターにもたらしてくれる。
自分の書いた曲が売れ続けたり、ラジオで頻繁に流れたりすれば、印税のおかげで長年に渡るいい暮らしができるのだ。
今度、懐かしのロックやオールディーズを聴いたら考えてみるといい。

その曲のソングライターは、恐らくいまだに音楽出版社からの印税を受け取っていることだろう。