初心者向け格安ギターとバンドメンバー募集のグローバルサウンド新宿
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バンドメンバーを募集する バンドのライブチラシ作成 音楽コラム

ロード生活アーテースト

事務所やマネージャー、レコード会社のディレクターなどに注目してもらうには、いいライブをすることが一番だ。特に活動し初めの頃など、音楽だけで頑張って生活しようとした場合、ライブが唯一の収入源となるだろう。ツアーにおいてはベテランであるラモーンズのリードーボーカリスト、ジョーイーラモーンはこう語ってくれた。「バンドを成長させたらしてくれるのはライブしかない。ツアーはそれをまとめてできる重要なチャンスだ。それと俺達にとっては、食っていくための手段でもあったな。だから、ほぼ一年中ノンストップでロード生活を続けてたけど、まあ、それがツアーってものなのさ」アルバムのプロモーションに最適なのもツアーである。契約を交わしたばかりの新人アーティストの場合は、ツアーへの熱意を見せるほど、レコード会社も手をかけてくれるだろう。レコード会社の協力を得るのに、重要なポイントとなるわけだ。ガンズ&ローゼズのギタリストだったスラッシュは、自分達の初期の経験から、同じ考えを持っている。「俺達は、スタジオ入りする1年も前から、すでにレコード会社と契約しててね。そうしてアルバムをレコーディングしたんだけど、アルバムがブレイクするまでの1年間はツアーに出てたんだ。その時必死に頑張ったおかげで、大勢のファンを勝ち取ることができた。ホントに無我夢中だったから、純粋なスピリットがあったんだろうな。それがついに報われて、いい条件でオープニングアクトを務められるようになったんだよ。ライヴの反応も良くなったし、より多くの人に観てもらえるようにもなった。そう、状況が一転したんだ」時として、見返りが大きいツアーだが、日々ライブを続けていくには、綿密な計画ときつい労働が課せられる。そのためのしかるべきクルーをすべて集めるのも、かなり大変なことだが、ツアーマネージャー選びという第一段階でさえも、いきなり悩むに違いない。だがミュージシャンとしてツアーを成功させるには、有能で信頼できる人に、全行程を一任しないと無理だろう。このツアーマネージャーとは、各クルーを雇い、全行程を監督する役。そのため、やるべき仕事をちゃんと把握できる人でないとダメだ。ところで、すべてをスムーズに運ばせるには、バンドワークが欠かせない。バンやツアーバスなど、窮屈な場所に詰め込まれたままでの移動、ホテルは相部屋、もちろん、コンサート会場でもいつも一緒に作業をこなす…」そんなロード生活が何ヵ月にも及ぶのだ。しかもその間、クルーは家族や友人から離れて過ごすわけである。限られた予算の中、そこそこ快適でいられるようにするのだって、かなり難しい。そんな中で自分を見失わないようにするには、各自がある程度意識して仕事とプライベートを区別するしかない。それはクルーだけでなく、ミュージシャンもしかりだ。さて、ツアーを始める前には、まず予算を組まないといけない。損得を正確に割り出すには不可欠な作業だ。この段階なら、たとえ金銭的な問題があっても、対策を練る余裕がある。もちろん、これら予算組みはツアーマネージャーやビジネスマネージャーの仕事。だが、経済的に成功させられるかどうかは、最終的にはアーティストにかかっている。自分のツアーにおける予算の仕組みを把握しておくのは決して悪いことではない。スタッフがしっかりしていれば、ミュージシャンは快適に、楽しくツアーができる。そうするだけの予算があれば問題ないが、たとえなくても、やり方によっては費用を抑えられるものだ。例えば、ギャラを削減(バンドのものも含む)、役割を兼任、一流ホテルなんて泊まらない、それどころかたまにはバスに泊まる…など。それと、ほとんどのアーティストは、音響や照明、ステージセット、バス、それにトラックなどをリースにしている。自分達で購入し、しかも維持しようとすると、かなりの金額が必要になるからだ。ここで、移動に関するきまりを思い出したので、紹介しよう。まず北米では、連続運転距離が500マイル(800キロ)を超えると、運転手に超過手当てを払わなければいけない。またヨーロッパでは、4時間以上運転する場合は、必要に応じて休憩を入れ、連続8時間以上の運転は禁止されている。そのため、乗りもののダッシュボードには運転時間と距離を表示するメーターが付けられており、国境警備隊によってチェックされる。こうやって、安全が守られているのだ。こんなことを書いたのは、単に長距離運転が大変だからというだけではない。会場間の距離があまりに長いと、高くつくことがあるからだ。ブッキングエージェンシーヘのお願いとして、ツアーの行程を決める際、このことをぜひ念頭に置いてほしい。とにかく、そのように機材を世界中に運んで回るのは、ほとんどの場合、かなり高くつく。だから迷ったものは持って行かないとしておけば、まず間違いない。例えば、衣裳トランク、スピーカーキャビネット、ドラムセット…。重くてかさばるものは、持って行かないようにするのだ。たいていの主要都市には機材レンタルの設備が整っているし、第一、借りた方が安上がり。それに、レンタル機材でプレイしていたって、オーデアエンスには気付かれないものだ。海外でプレイする場合、その国の政府から、ツアーメンバー全員のパスポートと労働ビザが要求される。公演によってギャラが発生する場合の入出国には、労働ピザが必要なのだ。このビザの申請は、普通ツアーマネージャーがやってくれる。ただし、パスポートは各々で取っておくこと。持ってない場合は、地元の郵便局、区民市民会館、図書館で、まず申請用紙をもらってこよう。そしてパスポートサイズの写真2枚(たいてい写真屋で撮影可能)、出生証明書、申請料を用意して申請する。ただし、出発のかなり前に必ず申請しておくこと。手続きには6週間ほどかかるからだ。ここで全行程の概要を知ってもらうために、大規模なツアーにおけるスタッフリストを作ってみた(ツアーが小規模の場合、これら全部は必要としない)。上からの指示の流れも、だいたい以下の通りである。


ツアーマネージャー
ロードにおけるボス。アーチィストーマネージメントによって決められた仕事を行ない、すべてが問題なく進んでいるかを監視する。ツアーには常に同行し、バンドとも行動を共にする


ツアー会計士
各ショウの資金や会場での物販の売り上げなど、様々な会計処理が仕事。歩く銀行員のようなもので、日当(日給)、ホテル代、その他の経費の支払いもする。雇う予算がない場合は、ツアーマネージャーが兼任


プロダクションマネージャー
ショウが毎日スムーズに行なわれているかを確認する他、クルーや地元で雇ったスタッフを統括する。また、その後の公演に必要なことを考えるのも仕事の一つで、常に次のショウのことを気にしなくてはならない。会場にトラックが到着して機材を下ろすところから一日が始まり、トラックに最後の荷が積み込まれ、次の街へと向かう夜半になってようやく解放される


ライティングーデイレクター
通称LDと呼ばれる、ステージの照明を操作する人。中にはシステムを設計し、ショウでの使い方を企画するライティングデザイナーというのもいる


スポットライトーオペレーター
スポットライトの色や位置などを、LDの指示通りに操作するテクニシャン


フロントオブハウスサウンドエンジニア
観客に向けてのサウンドをミックスするために、メインPAコンソールを操作する人


モニターサウンドーエンジニア
ステージ上のミュージシャンに向けてモニター用のサウンドをミックスするため、ステージの袖などで専用コンソールを操作する人


機材&楽器テクニシャン
たいてい何人かはクルーに含まれている。仕事の内容は、ギター弦の張り換えとチューニング、ドラムのセッティングとチューニング、そしてアンプ類のセッティングなど。その他、修理やメンテナンスも行なう


衣裳
予算が許せば、ステージ衣裳を管理する人間が一人付く


電気技師
あらゆる電気機器の配線とメンテナンスをする


リガー&大道具
リガーとは照明や音響機器など、おもに電気関係の器具を装着する人。また大道具は、ステージーセットやオーデア。エンスとの間のバリゲートを作ったりする


スティールクルー
人がかりな屋外イベントなどでは特に、ステージやPAを設置するための巨大な足場を(鉄パイプで)組む、スティールクルーが必要となる


トラック&バス運転手
バンドーメンバー、クルー、そして機材などを各目的地まで運ぶ当然、予算があればあるほど、より多くのクルーを同行することができる。例えば、プロダクションマネージャーが、進行中の公演を仕切っている間、ツアーマネージャーや会計士がショウの資金繰りをする、といったようにだ。ただし、各担当者を雇うだけの予算がない場合はそうもいかない。そんな時は、かつて地元のクラブでやっていたように、アーティスト自身がそれらの仕事をかけ持つことになる。