初心者向け格安ギターとバンドメンバー募集のグローバルサウンド新宿
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バンドメンバーを募集する バンドのライブチラシ作成 音楽コラム

聞いていないお客さんを集中させるMC

特にMCがまったく見知らぬお客さんを無視したようなものであったならば、そのお客さんにとってはまったく面白くありません。そういうMCをしてしまう人は見知らぬお客さんにとってはなんだか感じの悪い出演者に見えてしまうかもしれません。できれば、お客さん全員にわかる、感じの良いMCができるようにしたいものです。ところが感じの悪いのはミュージシャンだけではない場合がまれにあるのです。それはお客さんです。たとえば静かな曲をやっているのに大声でしゃべっているお客さんがいい例です。こうしたお客さんに困っているのはミュージシャンだけではありません。実は、あるところが行った「ジャズクラブの困ったお客さん」というアンケートで「大声でしゃべるお客さん」が1位になったことがあります。そりゃそうです。みんな音楽を聴きに来ているのに、大声で会話をされたら周りのお客さんに迷惑です。これはジャズクラブに限りません。電車の中の携帯電話や、喫茶店での大声の会話も同じようなものでしょう。もしも電車の中で大声で電話をしている人がいたらあなたはどうしますか?下手に注意すると、却って「なんだと?」なんて言われかねませんよね。そうなんです。ですので、もしライブ会場にうるさいお客さんがいても「静かにしてください」と言ったら逆効果なのです。ではずっと我慢してライブをしなければならないかというとそうではありません。まずは状況を把握することが大切です。ほとんどのお客さんが静かに曲を聴いているときに、あのテーブルのお客さんだけが大声で話をしているという状況になったら、まずはそのお客さんは何について話をしているのかを演奏しながら確認します。もしも、その会話が「ライブはやっぱり楽しいねー」みたいなものだったらある意味でお客さんであります。しかし、「お昼に行った飯屋がまずくってさあ、あんな店はもう行かないよ」と全然関係ない話であった場合は?じゃーん!この場合もお客さんなのであります。「なんで?全然聴いてないのにお客さんじゃないでしょー?」と思ってはいけません。そもそもライブが面白くなくて会話を始めてしまったのかもしれませんし、実はそのライブハウスの常連さんであるかもしれません。もしもライブがわかりにくくて楽しめないのであれば、それはライブの仕方に問題があったのかもしれません。さらにお店の常連であったとしたのならライブが好きなのはほぼ間違いないわけで、他の日にはちゃんと聴いている可能性だってあります。ですので、「静かに聴いてください」と言う前に、まずはなんとか楽しませる方法を考えねばならないのです。ここでよく使われるのがボリュームダウンという技です。曲の途中でしゃべっているお客さんが気になった場合、演奏途中でもわざと音を小さくしていくのです。これによって、大声でしゃべっていたお客さんは自分の大声が目立つため、声のボリュームを下げてくれるのです。一度はこれを試してみることをお勧めしますが、そもそもそんなことを気にせず大声でしゃべっているようならちょいとやっかいです。次の曲を大きい音の曲に変更し、そのお客さんの会話がかき消されるようにしてしまうという方法がひとつ。ただし、これはそのお客さんの声をさらに大きくさせてしまう可能性もあります。もしもそのようなことになった場合は、次なる手段を講じます。それはダンスナンバーです。簡単に言うと、そのお客さん以外が踊り始めれば、そのお客さんもライブを聴き始めざるを得ないという戦略です。自分以外全員がライブで盛り上がり踊っているとなると、逆に自分だけが踊っていないのも変だし、「あれ、このライブ面白いのか、全然聴いてなかったぞ」と反省させてしまうことが可能なのです。そうなればしめたもの。そのお客さんも急にライブに参加しはじめ、踊りだすかもしれないのです。ただし、そのためにはそのお客さん以外の大多数を踊らせねばなりません。大勢のお客さんを踊らせるのはライブステージング術を熟知したうえで、初めて可能なわけです。その意味で、お客さんをコントロールできるテクニックを身につけている人は可能ですが、そこまで至っていない人にとっては至難の業となってしまいます。そこで、しゃべっているお客さんを簡単にライブに集中させる技を書いてみようと思います。それは質問攻撃です。とはいえ、そのお客さんに直接質問するのではありません。質問包囲網を作るのです。質問の内容は大したことでなくて。たとえば、「そちらのお客さんは東京生まれですか?」といった程度です。これならば、誰しも答えられます。しかし、なぜいきなりそんな質問をしてくるのかとお客さんは感じるでしょう。そこで、まずは答えてくれそうな人を探して、それが知り合いでも知り合いと周りには悟られぬように「そちらの赤い服のお客さんは、東京生まれですか?」と聞くのです。すると知り合いですし、質問されたことを他のお客さんにも聞かれている手前、「北海道です」なり答えてくれるわけです。ここで、大事な場面がやってきます。しゃべっているお客さんのすぐ近くのお客さんに同じ質問を投げかけるのです。すると2番目に質問をされたそのお客さんは最初に答えた人がいるだけにとても答えやすくなっています。それゆえ「大阪ですー」と返事をしてくれることでしょう。ここで重要なのが、大声で話をしている相手がそれに気が付いたかどうかです。すぐ隣の席の人が「大阪ですー」と答えたわけで、「あれ、何が起こっているのだろう?」と気になったらしめたもの。その大声の主の連れに同じ質問をしてみます。大声で話しかけていた相手がステージに反応しているとなると大声の主も「え?何?」となるわけです。するとその話し相手が「私は山梨です」などと答えたら、すぐさま、その次のテーブルへと同じ質問をしてみるのです。これによって大声の主は自分だけがライブを聴いていなかったことに気が付きます。「みなさんにお伺いしてわかりましたが、やはり東京出身の入って案外少ないんですね。私は新潟なんですけど、地方から来た人にとって東京ってやはり特別な場所だと思います。これはおそらく新潟だからとかでなく、全国どこでもかもしれません。もしかしたら次の曲の歌詞と同じ気持ちの方もいるかもしれませんね。ではそんな思いがこもった『東京』という曲をお届けしましょう」という具合につなげると大声の主は前述した自分以外全員がダンスしている状況に近い空気を感じて、「ちょっと聴いてみるか」となるのです。これならさほど難しくないですよね。無論、質問内容は曲につながるのであれば何でもかまいません。曲でなくとも面白い話につなげればOKです。これをまとめると、大声でうるさい人を静かにさせるには大声の張本人に注意するよりも他の大勢を利用してライブに参加させてしまうほうがライブをより盛り上げていくコツだと言えましょう。周りのお客さんも、大声の主をうまく静かにさせたものだと感心してくれること請け合いです。学校の先生みたいに直接注意をされたり、ましてやチョークを投げつけられたらその生徒はむっとして、あるいはその先生を嫌いになってしまうでしょう。ですので、うるさい人を直接注意するのではなく、周りを使ってうまくライブをできれば、お客さん全員が楽しめる。難しくはありません。そんな場面が来たら、ぜひ思い出してやってみてくださいませ。