初心者向け格安ギターとバンドメンバー募集のグローバルサウンド新宿
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バンドメンバーを募集する バンドのライブチラシ作成 音楽コラム

知らない曲でも振りつけはしてくれる

皆さんは西城秀樹が歌う「YMCA」を覚えていますか?あの振り付けはみんな一緒にやっていたものでした。会場全体がYMCAの振り付けをするシーンはとても圧巻でした。ステージと客席が一体となる振り付けは、YMCAに限らず、とても楽しいものですよね。20年ほど前、いとこの付き添いでXAPANの東京ドームでのコンサートに行ったことがあるのですが、この時も腕を交差させてジャンプするXジャンプなるものをお客さん全員が行っていました。2階席で観ていたのですが、Xジャンプを知らなかったのはどうやら私だけ。あれだけの人数が同時にジャンプするため着地の瞬間、2階席の底が抜けるかのように一瞬、グッと下がったのでビックリしたのを覚えています(私だけジャンプしていないのでそれがわかったのです)。さて、このようにアイドル歌手だけでなくロックバンドもお客さんと振り付けをするのです。この様子はどこから見ても盛り上がっているように見えます。ではなぜみんな同じ振り付けをしてしまうのでしょうか?YMCAもXジャンプも振り付けですが、若干意味合いが異なるかもしれません。西城秀樹の場合、「みんなでYMCAをしたら楽しいですよー」という雰囲気がバリバリに出ていますが、Xジャンプはどうでしょうか?たとえばXJAPANにしてもビジュアル系のバンドにしても、そのファンの方々は同じようなコスチュームを着てコンサート会場に出掛けます。これは当然、バンドと同じような格好をすることで自分はこのバンドのファンであるということをアピールしているわけです。振り付けも、実は同じことが言えます。ちょっと思い浮かべてみてください。あなたのバンドを観に来たお客さんが全員、同じような服装で、同じ振り付けをしてくれている図を。おそらく天下を取ったように気分がいいですよね。しかし、問題はここからです。これは西城秀樹やXJAPANだから何万人もが同じ振り付けをしているわけです。もしもあなたがオリジナル曲で振り付けをしたところでライブハウスのお客さん全員が同じ振り付けをしてくれるとは限りません。最前列のお客さんが同じようなコスチュームで同じ振り付けをしているのに対して、後ろのほうのお客さんはまったく関係なく立って見ているだけ、という光景にはよく出会います。しかし、ただ振り付きの曲をやっただけでは、曲を知らないお客さんは、よっぽど陽気な方でなければ参加してはくれないでしょう。「うーむ、そうなんだよなあ」と納得いただいたところで、これを完全否定してみたいと思います。振り付けにしろ、拍手にしろ、アンコールの声にしろ、全部同じこと。手順さえしっかり守っていれば実は踊らせることだって可能なのです。「今日の客はノリが悪い」なんて言っている人はいませんか?それはあなたのバンドがのせられてないというだけのこと。お客さんをのせるのはバンドの役割なのです。では見知らぬお客さんに振り付けをしていただくにはどうしたらよいのでしょうか?その手順を超簡単に書いてみます。まずは「俺たちのライブに来てくれてありがとう」などと一般客を無視したMCはせずに、「今夜はライブハウス○○にお越しいただきましてありがとうございます。今夜のお相手は○△バンドです」とライブをスタートする。1曲目をやる前に、メンバー紹介で拍手を取り、曲中のソロでさらにメンバー紹介をする。これにより、また拍手を取る。曲をやっていくなかで客席の反応を確認しつつ、場面によって客いじりトーク(当然見知らぬお客さんという設定で)で客席との壁を無くす。ここまでが振り付けをお客さんに求める場合の最初の手順になります。さて、いよいよここからですが、わかっていないバンドは振り付けのある曲を説明無しで始めます。この場合、振り付けを一緒にやっている人はファンだけになります。そしてその数が多ければ多いほどバンドさんは「どーだ、俺たちはこんなにファンがいるんだぜ」という顔をしています。これでは見知らぬお客さんから観ると「ふーん、けっこうファンいるんだー」と思うだけで一緒に振り付けをしてみようと思うまでには至らないのです。それでもいいという方はいいですが、お客さん全員に楽しんでもらうのがバンドの責任。なぜならファン以外のお客さんも全員入場料を払っているからです。では振り付けのある曲をやる場合、どのように進めたらいいのかですが、これは簡単です。あらかじめ振り付けの説明をするか、もしくは曲中で説明すればいいのです。お客さんとの壁を取り払ってさえいれば実はこれだけで十分成立します。要はその日のライブの出演者が客席をひとつにまとめているかどうかにかかっているのです。さらに言えば、同じ教えるのであれば面白く教えていくほうが客席は和やかになり、振り付け以前に「振り付けを教えること」がすでにステージングとなるのです。たとえば、YMCAの振り付けをするとします。ボーカルの方はYMCAをお客さんにやっていただく前に、「それでは振り付けのご説明をいたしましょう!今夜バンドメンバーの中でもっとも目立たなかったこの人に見本をやっていただきます。紹介しましょう!オンベース、田中太郎ー!」目立たなかったメンバーと紹介されたため、拍手と笑いが巻き起こります。これによって客席は一気に和やかムードになるわけです。ボーカルが「はい、Yと言ったら」というとベースの田中太郎さんはYのポーズを取ります。これを見ているメンバーはおそらく笑顔全開ですよね。客席も笑顔になっていると思います。さらにここでダメ押しです。今度は客席で一番目立っていた方にお願いしてみます。「はい、もうおわかりですね。このように一緒に皆さんに振り付けをやっていただきます。でも皆さんにやっていただけるかちょつと不安なので、そうですねー、今夜客席で一番目立ったお客さんに練習していただきましょう。はい、そこのネクタイを頭に巻いているお客さん、一緒にやってください。はい、Yと言ったら?」これによってネクタイを頭に巻いたお客さんは喜んで練習に参加してきます。これを見たお客さん全員は超笑顔全開です。「いえーい!ネクタイのお客さんに拍手ー!じゃあ、曲を始めましょう。聴いてください」で、曲スタートです。振り付けは客席が一体となれるテクニックのひとつです。そして振り付けをするならば、振り付けの説明までをもステージングにしてしまえるようになることが大事です。客席を自由自在に操れるのは何も有名バンドだからできることではありません。誰が観ても楽しくなるようなライブの仕方をしていくことが大切なのです。