初心者向け格安ギターとバンドメンバー募集のグローバルサウンド新宿
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コール&レスポンスをうまくやるコツ

これはキャブ・キャロウェイが「ハリハリハリホー」と歌うとそれに続いて客席も「ハリハリハリホー」と歌えるような仕組みになっている曲です。映画「ブルース・ブラザーズ」で見ることができますので、ぜひ一度見ておいていただきたいです。レイ・チャールズの「ホワッド・アイ・セイ」も「イェーエエイ♪」という掛け合いの部分がありますね。似た感じで、「ヘーイ、ヘイヘイヘーイヘイ♪」という歌いだしのフィンガーファイブの「学園天国」もあります。いわゆるコールアンドレスポンスというものです。この3曲は、つい歌い返してみたくなる代表曲と言えるでしょう。でも、これらは超有名なヒット曲だから、お客さんは歌い返してくれるのです。あなたのバンドに掛け合いのオリジナル曲があったとしてもそうそう歌い返してはくれません。では、ヒットしなければ歌い返してもらえないのかというとそうではありません。なぜならば「ミニー・ザ・ムーチャ」も「ホワッド・アイ・セイ」も「学園天国」もヒットする前から誰もが歌えたに違いないからです。つまり、お客さんに歌ってもらいたいのであれば、まずは一緒に歌いたくなるような曲にすべしということです。さらに、この3曲は掛け合い部分もしっかりレコードに収録されていて、歌い返す部分はステージ上でも歌われているのです。ということは、ライブで掛け合いの曲をするのならボーカルが歌った後に、ほかのメンバーが掛け合いをして、見本を聴かせておく必要があります。初めて聴く人にもわかるように、まずはメンバーが続いて歌い、その歌の最後の歌い返しの部分に来たら、「私に続いて歌ってください」と言えばいいのです。「今夜のお客さんは一緒に歌ってくれるかちょいと不安だなあ」という日は、この曲を始めた段階で手拍子を促してみるのがおすすめです。お客さんがまったく手拍子をしてくれないような状態であったのならば、掛け合いなどしてもほぽ無駄で、「誰も一緒に歌ってねーじゃん」という寂しいステージに見えてしまいます。そういう空気の日はお客さんに「一緒に歌ってください」と言わないでおけばよいわけです。歌い返しのある曲はライブの前半に持ってくるのは避けて、なるべくお客さんを和ませたり、盛り上がらせたりした後、つまり、ライブ後半に持ってくるのがベターです。ただし、「もしかして歌ってくれるかも」という微妙な空気の場合は、どうすべきか?そうです。「よーし、ここはいっちょ歌わせてみようか」という判断をします。でもどうやって?空気が微妙な場合は、おおっぴらに「一緒に歌ってください」という直球を避けて、変化球を投げるのです。その曲の最後のコーラス部分に来たら演奏のボリュームをダウンさせ、こう言います。「私の後に続いて小さな声で歌ってください」こう言うことによって大声で歌うのはちょっと恥ずかしいと思っている人が参加しやすくなります。小さな声で何度か繰り返してから「もうちょつと大きな声で一」と言ってちょいとあおればいいのです。ここで逆に「もっと小さな声でー」と言うと、お客さんは「え、大きな声でと言うと思ったのに」と意表をつかれた感じになり、客席は一気に和んでさらに歌ってもらいやすくなります。この場合も、徐々に大きな声にさせていけばいいのです。これは曲中でのコールアンドレスポンスでありますが、これとは別にこういう場面もよくあります。「みんなのってるかーい?」これに対してお客さんは「イェー!」と反応するわけですが、ビッグなアーティストならともかく、通常はノリの良い知人しか反応をしてくれません。しかし、見知らぬ方々を巻き込んで「イェー!」と言わせるのは可能です。これも同じように「小さな声でイェー!」と言えば、小さく反応があり、反応があったのなら少しずつ大きくしていけばよいのです。また、ストレートに「イェー!」と言ってもらう以外に次のような変化球がありますので紹介してみます。ジャンプブルースというジャンルがあるのですが、その代表シンガー兼ギタリストである吾妻光良さんは「風呂に入ると溜息ついたりしてないかー」と歌っておられ、それに客席は「イェー!」と反応するのです。つまり、誰もが共通するような質問を客席に投げかけて「イェーイ」と反応させる。この作戦は客席を和ませつつ反応を得るという一挙両得でもあり、効果はてき面です。「イェーイ」という反応があったなら、これに音程を付けて客席に反応させる手もあります。また、ブルースハープで有名な妹尾隆一郎さんの掛け合いは特殊です。「おじいちゃんも?」と聞いて「おばあちゃんも!」と答えさせ、「おにいちゃんも?」と聞いて「おねえちゃんも!」と答えさせます。これに続けて「おまわりさんも?」と聞いて「婦警さんも!」と答えさせる、いきなり質問されてもすぐには答えられないような難問を客席に投げかけながら、お客さんの頭の中までコントロールしていき、結果客席は大盛り上がりするというパターンです。このようにコールアンドレスポンスにはいくらでも方法はあり、普通にやるよりも全員が参加しやすく、和みやすいものにしていくことが客席をひとつにまとめる重要なテクニックであるのです。亡くなられたブルースギタリストの塩次伸二さんは「なぞなぞコーナー」をやっていました。なぞなぞはある意味コールアンドレスポンスかもしれません。正解者には塩次さんがピックをプレゼントするのですが、これも客席の思考回路をひとつにしてしまうテクニックでしょう。塩次さんは正解者をステージまで呼びピックをプレゼントする際、必ず「お名前は?」と聞いていました。これは、塩次さんが知っている人が正解しても、です。ここまで読んでくれているあなたならもうおわかりでしょうが、正解者が知人であっても「お名前は?」と聞くことで、初めてライブを聴きに来たお客さんに「あの正解者の人も私と同じで名前を知られていないんだ」と思わせているのです。こうしておくことで客席にいるのは塩次さんの知人ではなく、ファンの人か、知らない人だけが来ている状態と思わせることができ、誰もがライブを和みながら楽しめる空気にしていたのです。コールアンドレスポンスは有名なミュージシャンでなくともできるものです。まずは客席の空気を出演者が作る。それさえできればいくらでも歌わせられるし、盛り上がらせることが可能なのです。